TAG

寄稿

人と比較してばかり、でもしない方法もわからない/ 鞍馬 欄子(くらま・らんこ)

  思い返せばこれまで人と比較してばかりだった。 小中高は勉強ができるかどうか。 親や学校の影響によって、テストの点数や偏差値が何よりも重要だった。 不登校でまともに勉強できていない時期も長く、どうしようもない面もあったのに、周りより劣ってはいけないと思っていた。 大学時代は見た目が可愛い […]

「環境を変える」という選択 / 鞍馬 欄子(くらま・らんこ)

  うつ病で休職して、復帰後は時短勤務で1年働いた。新卒2年目の給料が時短分でカットされて4分の3になる。東京で一人暮らしで、お金のやりくりが上手い人なら生活できたかもしれないけれど、私は下手くそで首が回らない。なんなら抗うつ剤の反動で浪費しすぎてしまっていた。しかもその時は元気になったも […]

これはプロローグです/為近佑(ためちか・たすく)tameraizamurai

  いじめ問題、家庭の不幸、レールを外れた人生、自己破産、夜勤の日々……。 これらのワードが今やニュース記事にもなる昨今、あなたはこれらに当てはめられた人を見たことがあるだろうか? または、自身がどれかに当てはめられることはあるだろうか? どれかひとつでも該当するだ […]

毒虫になった私/ゆきこ

  カフカの「変身」という有名な本がある。 ある朝目が覚めると、主人公のグレーゴルは、自分の身体が巨大な甲虫になっている。日々の仕事も(当然)ままならなくなり、部屋から出ることもできず、徐々に家族から邪険にされ、ひっそりと息を殺すようになる。やがて主人公は、父親から投げられた林檎の傷がもと […]

自傷行為と今/倉流ハイト

  私が自傷行為を始めたのは、小学5年生の頃から。 理由は、頭の中が学校の苦しいことや嫌なことでいっぱいだったので、そのいっぱいになったストレスを発散したくてやりました。 最初は三角定規の鋭い角でガリガリと掻いて傷をつけて、カサブタになったら剥がす程度。 血が出ると、嫌なことがデトックスさ […]

ADHDと私/ゆきこ

親が荷物を用意しなくなった頃、つまり小学校に入ったくらいのころから、保護者面談で必ず言われることがありました。 「この子は忘れ物が多いですね」 私は忘れ物・なくしものが異様に多い子どもでした。「〇時には家を出よう」と思っても、予想以上にくつろいでしまったりして、あれこれバタバタしているうちに、時間ギ […]

とある元不登校児の記録/倉流ハイト

  私は広汎性発達障害と診断され、HSPの気質を持っています。 過剰に音を拾ってしまったり、対人関係で必要以上に不安を感じたり、その場の空気を深読みしてしまう特性です。 私は、幼い頃から何かを学ぶ場所というものが嫌いでした。今でも、大嫌いです。幼稚園にいた頃から、何度も行くことを嫌がって休 […]

双極性障害と私/ゆきこ

いつ頃から生きづらかったのかは、もうよく覚えていません。 物心ついたときから、父の暴力と罵詈雑言が飛び交う家庭でした。 母がいなくなってしまうと、かろうじて存在していた抑止力が、完全になくなりました。 父の機嫌を損ねれば、終わり。父は夜になるといつもお酒を飲むし、素面の時でさえ、よくわからないことで […]

毒親から逃げた大学生が卒業するまで/ゆきこ

中学生の時、母がDVから逃げたことで、私は父子家庭で育ちました。 父はモラハラのある人でした。母にも子供たちにもそれは顕著で、暴言や金銭的脅迫による脅しがきかなかったときには、暴力にも及びました。髪を鷲掴みにされたり、柔道技をかけられて、馬乗りになって殴られたり。 そんな家の中で、長女で第一子であっ […]

親ガチャという言葉/ゆきこ

「親ガチャ」という言葉に対する評価は、しばしば二分されている。 ある人にとっては、つらい家庭環境を言い表すためのストレートで的確な表現である。産まれる環境は選べない。家族という共同体は千差万別で、自身の人生を支えてくれるどころか、ことあるごとに障害として立ちふさがることもある。代表例は虐待や貧困であ […]